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『九成宮醴泉銘』特徴と書き方③|日本習字・臨書部7月号2024 条幅課題

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こんにちは!澄華(ちょうか)です(*^_^*)

4月からスタートして4回目の課題となりました。

少しずつですが特徴を捉えられるようになってきました。

しかし筆で表現することの難しさを実感しています。

まだまだ練習が必要です(;”∀”)

今月号『九成宮醴泉銘』の条幅課題「孟夏之月皇帝避暑乎九成之」の書き方と特徴をまとめました。

臨書「九成宮醴泉銘」楷書/唐 欧陽詢

「孟夏之月皇帝避暑乎九成之宮」

九成宮醴泉銘 楷書/唐 欧陽詢

孟夏の月。皇帝暑を九成宮の宮に避く

【意味】初夏四月、皇帝は九成に避暑なされた

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書き方と特徴

  • 「子」の2画目ははねない。
  • 「皿」は中心より右へ。

  • 7画目は左へ出す。
  • 8画目と9画目の払いの終筆は斜めに揃うようにする。

  • 三画目を右から受け左斜め上から入筆する。
    少し水平に引き出してから、左上から次第に太らせながら斜めまっすぐに引く。
    はらいは一度止め、右へ向かって構え直してから三角形を作るつもりではらう。

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  • 一画目は立てて払う。
  • 横画が接している内部の縦画は直線。

  • 二画目と三画目の縦画の外側は内側へ入っている。内側は直線である。
  • 「王」の四画目は中心より左側は狭く、右側は広くとっている。

  • 冠部の右への伸びに即応して下部を右へ移して安定させている。

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  • 旁の部分はつめて書く。
  • 「辛」の横画3本に書く。
  • 口を小さくかかなければいけない所は縦長にすることによって大きさを保っている。

  • 「日」は縦長。
    縦画は垂直に書く。

  • はね出す角度は直角。
    短く鋭く。
  • はねの前に一度筆を止め、構え直してから三角形をつくるつもりで書く。
  • 引いてきた線に対して直角にはね出す。
    (ハネによってできる空間を美しくみせるため)

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  • 一画目 右上がり強め。
  • 一画目の転折部は折り返し、カーブする箇所は細く書く。
  • 最後のはねは、はねる前までに徐々に筆をふくらませておき、鋒先を左斜め上に向けた構えで、一字をすべて抱き込むつもりで大きく重量感をもってゆっくりはねる。

  • 一画目、立ててからはらう。
  • 三画目の転折部、直線的に書く。
  • はねは鋭く小さく。角度は90°。
  • 「戈(ほこづくり)」の長い斜画は九成宮の特徴
    スタイルの良さを印象づけるといってよい。初めは抑揚をつけることは考えず、方向を見定めてから筆を立てて充分な反りをもって書く。

  • 三画目を右から受け左斜め上から入筆する。少し水平に引き出してから、左上から次第に太らせながら斜めまっすぐに引く。はらいは一度止め、右へ向かって構え直してから三角形を作るつもりではらう。

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  • 「呂」の部分、二つの間の左払いを省くのが一般。

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まとめ

今回の課題は全体に横画の右上がりが強く、接し方にも注目です。
横画の右上がりは、文字の広がりやバランス安定感をあたえていて、文字の表情に変化をもたらしています。
右上がりが強いものや、水平に近いものなどいろいろあるので、よく観察して学びたいです!

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