日本習字 臨書部六段合格|古典と向き合い、学んだこと
こんにちは!澄華(ちょうか)です。
このたび、日本習字 臨書部六段に合格することができました。
今回は、六段合格までの道のりを振り返りながら、臨書を通して学んだことについて綴りたいと思います。


はじめは、どのように書けばよいのかわからなかった
臨書部の課題に取り組み始めた頃は、手本を見ても、どのように筆を運び、どのように表現すればよいのか、わからないことばかりでした。
毎月の課題に向き合い、実際に筆を運びながら、少しずつ古典の特徴を学んできました。
それぞれの古典には、字形や線の特徴、筆遣いなど、さまざまな違いがあります。
ただ手本の形を追うのではなく、その古典ならではの特徴を捉え、表現すること。
毎月の学びを重ねる中で、少しずつそのことがわかるようになってきたと感じています。
今回の六段の試験では、理論に加え、半紙3課題と条幅2課題に取り組みました。
半紙の課題は「鄭義下碑」「蘭亭序」「孔子廟堂碑」です。
それぞれ異なる古典と向き合うことは、特徴を理解し、表現する力を深める学びにもなりました。
半年間取り組んだ「礼器碑」からの学び

これまで学んできた古典の中でも、印象に残っているのが「礼器碑」です。
昨年10月から今年3月まで、半年間にわたって取り組みました。
礼器碑を学び始めた頃は、その特徴である細い線を意識するあまり、線が弱々しくなってしまいました。
また、隷書特有の波磔(はたく)も、思い切りよく表現することができず、難しさを感じていました。
添削でいただいた指摘を振り返りながら、どこが足りないのか、どうすれば礼器碑らしい表現になるのかを考え、試行錯誤を重ねました。
3月の最終課題では、波磔の鋭いキレや伸びやかさについて評価をいただき、半年間の取り組みの中で、自分なりに変化を感じることができました。
この学びを通して気づいたのは、同じ隷書であっても、古典によってそれぞれ異なる特徴があるということです。
ほかの古典と比較しながら字形や線の特徴を調べ、観察することで、礼器碑らしさを少しずつ捉えられるようになりました。
一つの古典を深く学ぶことが、ほかの古典への理解にもつながっていく。そのことを実感した半年間でした。
枚数を重ねることで深まる学び
臨書を続ける中で、墨のつけ方や濃さについても学ぶことができました。
筆に含ませる墨の量や濃さによって、線の表情は変わります。
実際に何枚も書き、試行錯誤することで、手本を見ているだけでは気づかなかったことも、少しずつわかるようになってきました。
思うように書けないこともありますが、その原因を考え、また筆を運ぶ。その繰り返しが、新たな気づきにつながっていきます。
初めは難しく感じていた臨書も、古典の特徴を捉えられるようになるにつれて、書くことがますます楽しくなりました。
そして、臨書を学ぶ中で知ったのが、倣書(ほうしょ)の楽しさです。
古典を深く学び、その特徴や表現を理解することで、書の世界がさらに広がっていくことを感じています。

六段合格を新たな一歩に
今回、臨書部六段に合格できたことを、これまでの学びの一つの節目としてうれしく思います。
振り返ると、初めはわからなかったことも、毎月の課題に取り組み、枚数を重ねることで、少しずつ理解できるようになってきました。
一つの古典から学んだことが、次の古典を学ぶときの手がかりになる。そうした積み重ねが、臨書の面白さなのだと感じています。
10月からは、新しい古典の学びが始まります。
次はどのような特徴に出会えるのか、どのような発見があるのか、今から楽しみにしています。
これまで学んできたことを大切にしながら、これからも一つひとつの古典と丁寧に向き合い、学びを深めていきたいと思います。
※試験問題および答案用紙の詳細については、掲載を控えさせていただきます。ご理解いただけますと幸いです。
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