こんにちは!澄華(ちょうか)です(*^_^*)
字を美しく書くためにはどうすればよいでしょうか。
字は一画一画の集まりで成り立っています。
それぞれの基本点画を習得することが上達の一歩です。
その基本点画を繰り返し練習することがとても大切です。
始筆一点の打ち込み方ひとつで勝負が決まると言われるほど、打ち入れの前の方向、打ち込む浅さ深さ、強さ弱さで十人十色の相違が表れます。
今回は、
の基本点画について見ていきます。
横画
始筆

書き始めの部分です。
約45度の角度で静かに筆を入れ、筆圧を加えます。起筆ともいいます。

約45度の角度がポイント!
送筆

始筆から終筆までの間の部分です。
筆を回したり手首をねじったりせずに、体でのびのびと運筆します。

筆を回したりねじったりせず、
筆を立てたまま運筆することが大切!
終筆

書き終わりの部分です。
始筆と同じ角度を止め、筆圧を加えます。

正しい始筆・終筆であるためには
正しい姿勢も関係しているので
チェックすることが大事!
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縦画

払いは最後まで力を抜かないようにします。
収筆ともいいます。

最後まで力を抜かないように気をつけよう!
転折


〇の部分で筆を止め、始筆と同じ約45度の角度で筆圧を加え、縦画または横画へ続けます。

転折部分は一度筆を止めてから書くことが大切だね!
払い
左払い

筆を立てたまま、体全体を使ってのびのびとはらいます。
短い左はらいは鋒先の弾力を生かし鋭くはらいます。

鋒先の弾力を生かして鋭く払うことがポイント!
すくい上げ

左下から右上げすくいあげつような気持ちで書きます。
鋒先は画の左側を通ります。

鋒先は画の左側を通るのだね!
右はらい

軽く始筆したあと、次第に筆圧を加えながら右下へと運筆し、〇の部分で筆の腹をしっかりとつけてから
短く払います。「波磔(はたく)」「波法」とも呼ばれます。

筆の腹をしっかりとつけてから
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はね
趯(てき)

趯は筆の腹を左に寄せてしっかりつけたあと、矢印の方向にはねます。
筆を真っすぐ立てたまま運筆し、軸をねじったりおしたりしないように注意しましょう。

はねる方向へ視線と意識を向けて筆を運ぶことがポイント!
戈法(かほう)

斜め画から上に向かうはねです。
始筆後は斜め右下にそらせながら運筆します。
はねる前には筆の腹をしっかりつけて矢印の方向にはねましょう。

先ほどと同様、はねる方向へ視線をむけて筆を運ぶことが大切!
浮鵞法(ふがほう)

浮鵞法は、水面に浮かぶ水鳥の首から尾にかけての美しい曲線から名付けられました。
曲は角張らないよう注意し、次第に筆圧を加えながら終筆へ向かいます。
はねる前には筆の腹をしっかりつけて矢印の方向にはねましょう。

筆を倒したりねじったりせず、
筆を立てたまま運筆することがポイント!
まとめ

横画の送筆は強弱・遅速・軽量の違いで線質が違ってきます。
特に終筆の筆使いに苦心されることもあると思います。
始筆が正しく、筆をひねったりしなければ、終筆も正しく収まります。
払いは筆を立てたまま体全体を使ってのびのびと、
はねは筆をひねったりせずに運筆することが正しく美しく書くポイントです。
基本点画は何回も繰り返し練習することが大切です(*^_^*)
次回は千字万字にも使える『永字八法』です!お楽しみに(*^_^*)
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